Ruby 2.0.0 で Rails を使うときの注意点

Rails をインストールしてアプリケーションを作る(rails new)とき、自動的に bundle install が走って、その際に sqlite3 もインストールされるのだが、現状 rubygems で配布されている sqlite3 には Ruby 2.0.0 向けのバイナリが含まれていないため、そのままでは動かない。そこで最初の一回だけ次の手順を行う。

  1. rails new でアプリケーションを作成(もしくは Aptana Studio で Rails プロジェクトを作成)。この時点で sqlite3-1.3.7-x86-mingw32 がインストールされる。
  2. (Ruby 2.0.0 をインストールしたフォルダ)\lib\ruby\gems\2.0.0\gems\sqlite3-1.3.7-x86-mingw32\lib\sqlite3 直下に 2.0 フォルダを作成し、
  3. そのフォルダの中にこちらのサイトで配布されている sqlite3_native.so ファイルを置く

Rails が動くようになる。なお、これは 32bit 版に限る。64bit 版は自分で各種バイナリをビルドするのがマンドクセ('A`)なのであきらめた。

2013/07/01 追記 : 何かいろいろ調べてみると 64bit 版では

  • SQLite3(sqlite3.dll) を自分でビルドしないといけない
  • Gemfile の
source 'https://rubygems.org'

source 'http://rubygems.org'

にしないと bundle install で sqlite3 を持ってこない
などなどいろいろと面倒事が多過ぎることが判明。gem はともかく、差し当たっては SQLite3 公式で早く Windows 64bit 向けのバイナリ配布してほしいんですけど…(´・ω・`)

2013/09/06 追記 : Rubygems において sqlite3 1.3.8 がリリースされ、Ruby 2.0 向けのバイナリも含まれるようになりました。32bit 版の Ruby で新たに Rails を始める場合はこの操作は不要になります。既存の Rails アプリに対しては bundle update することで sqlite3 1.3.8 がインストールされます。