RESTful なインターフェースを備えた Web アプリケーション(その 7)

では前回作ったアクションが正常に動作するか見てみましょう。

前回、新規にデータを登録した状態から。しかしここで問題発生。「いろは商事」ではなく「いろは物産」が正しい名称でした。修正しなければなりません。詳細を開きます。

「編集」ボタンと「削除」ボタンが追加されています。
「編集」ボタンをクリックしてみましょう。

このように、フォームにあらかじめデータが入力された状態で編集画面が立ち上がります。データを修正して「修正」ボタンをクリック。

確認ダイアログが表示されます。「OK」を押すと

データが修正されました。

しばらくして、いろは物産さんとはもう取引をしないことになってしまいました。今度はデータを削除します。再び詳細を開いて「削除」ボタンをクリックします。

やはり確認ダイアログが表示されます。「OK」を押すと

削除されました。一覧からも消えていることが確認できるはずです。

URL は今回スクリーンショットに含めませんでしたが、ちゃんとルーティングの規則通りにアクションが呼び出されていることが確認できるはずです。

今回は単一テーブルしか使用しませんでしたが、これでメンテナンスに必要な機能は一通り揃いました。かなり業務アプリっぽくなりましたね。RESTful インターフェースでより快適な Rails ライフを満喫してください。

応用例

RESTful インターフェースとは関係ありませんが、データベースの運用方法を少し変えれば、この方法は応用がききます。たとえば削除済みフラグ用のカラムを付け足して、データを削除するときは物理的にデータを削除するのではなくフラグを立てる(論理削除)ようにして、一覧を表示するときも、all を使わずにフラグが立っていないデータを取得するようにしておけば、万が一誤ってデータを削除した時にデータの復旧が楽になります。もちろんそれに伴って index アクションや destroy アクションは書き変えることになります。